
いや、このテーマ世の中に溢れかえってるけど。
結局、向き不向きだから賛否あるのよ。
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公文に行けば賢くなると思ってる人!!行けば賢くなるなんてそんな施設どこにもないっ!
最初から攻撃的ね。
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〜するだけで◯◯になる!って、宗教かテレビショッピングの謳い文句だもん。
まず、公文式のシステムについて書いてみます。「公文に行っくもん ♪」でお馴染みの公文。画伯は、「公文で〜苦悶っ ♪」です(公文は大好きだが苦悶する謎)。
基本教科として、国数英の教材があり、単科目でも全科目でも、お好みの組み合わせで受講することができます。公文に先生はいますが、中学レベルの勉強ができれば先生になれる世界なので、あくまでも丸つけ係と思った方が良いです。塾とは違います(だから安い)。通うのは週に2回で、曜日時間は教室ごとに違いますが、自由度が高いです。
教材にはアルファベット(A〜など)が振られ、各々に100〜200枚ほどの教材(B5版表裏)が割り当てられています。例えば、「算数の進度、A80」というと、足し算のまとめまで進んでいる事がわかります。詳しくはこちらをご覧ください。
この進度表は、教科書の流れに沿った学習ではなく、日本の学習範囲で身につけたい内容が、最高効率で並べられたものです・:*+.\(( °ω° ))/.:+。教材を順に見ると一目瞭然で、何年もの積み重ねで考え尽くされた結果なのだろうと驚きます。計算ひとつ取っても、数値の変え方の妙といったら、、、神業か!?と思います。子供が一人で黙々と解く事ができる構造になっており、順番に解くことでドンドンズンズンできるようになります。だからこそ、公文には自学と先取りのイメージがついているのです。
様々な面から見て良い教材だと思います。知ることで世界の見え方が変わるような文章も、簡単に読むことができます。やれれば最高。私も小さい頃にやりたかった。
が。このシステムで「大幅な先取り」が出来るようになるのは、一握りです。理由を下記に書きます_φ( ̄ー ̄ )w。
公文の高進度学習者とは?
ここでひとつ、公文で重要なシステムをご紹介します。
それが、「高進度学習者」を表彰する制度です。2025年度現在での制度はこちらからご覧ください。2024年までは、公開テストや特別表彰部門などもあったのですが、社長が変わり廃止されました。この制度で貰えるオブジェが欲しくて頑張る子供もいると思います。
これが良くも悪くも、公文の特殊性を生んでいます。公文に通わせようと思う親の中に、◯歳までに◯教材まで進ませたい、と言う方がいます。また、高進度学習者になるには、1日に何枚やらせれば良いですか?と言う質問も聞きました。噂で何度か耳にしますが、中学受験勢は、小学校4年生になる前までに中学数学を終わらせ、公文を辞めて塾に移るルーチンがあるとか無いとか。また、チョロっと検索するだけで、ブログもSNSもそんな情報がごろごろ出てきます。
ですが実際、高進度の枠に入るような子は、勝手に教材を進めてしまいます。一日何枚というノルマを設定する必要もありません。ゲーム感覚なのか、やりたくて仕方ないのか、画伯も自主的に進めていました。公文の教材は、やりさえすれば確実に出来るように作られていると言えます。
ただしっ!!!やれば出来ると言う理論を、全てのヒトに適用できるのか?が問題です。
否。そもそも公文の教材を、誰かの言う通りにやる事が難しいのです。やればできるって簡単に言うヒトがいますが、そりゃ自分のやりたい事であれば、苦労があっても続けられますが、そうでなければ続ける事はとても苦痛です。嫌でも仕事はやらなきゃいけないんだよ!勉強も仕事だろ!と言う理論の展開方法もある?と思いますが(私の中では無い)、仕事は直接的な見返りがあります。公文の教材に楽しさを見出せない子供たちにとって、現段階における見返りが見えにくい公文の教材は、苦行でしかありません。(これを利用し、見返りを見える化する方法も無くはないが、、、。)
公文を進んで楽しくルンルンやってるのは、ほんのほんのほ〜〜〜んの一部です。私が見た感じ、5年間で1人くらいの頻度かな?画伯以外にも楽しそうにしている人がいますが、5歳ほど上です。
そしてタイトルの答えです。公文で賢くなるのか?、、、公文で賢くなるのではなく「賢いと言われる人たちが、公文を好いている」のです。もちろん、計算することや知識をつける事に意味はあります。が、公文に行ったから大幅な先取り学習が出来るようになったり、賢さが手に入るわけではないと言えます。
公文ガチ勢になるためには?
私の記憶によると、2022年くらいまでは「高進度学習者一覧」と言う、何とも個人情報保護に反する印刷物が、教室で配られた上に掲示までされていました。「公文ガチ勢」と私が勝手に呼んでいるのは、この進度表に載るようなヒトの事を指します。全国10位くらいが載っていたと記憶しています。
特定の地域がやたら載ってるなぁ( ・∇・)?と思い、先生に聞いてみたところ、、、その教室では、なかなか凄まじい学習をしていることが判明しました。どこにでもあるような教室では、正直無理です(ガチ勢の子供たちと親の力が必須)。ご興味ある方は、日本で5本の指に入りそうな、中高一貫校の周辺教育情報を漁ってみることをオススメします。
それでは具体的に、どう学習すれば公文ガチ勢になれるのでしょうか。上位に名を連ねるのは、いわゆるギフテッドと思われます。ギフテッドかつ、カメラアイがあると盤石です(画伯はカメラアイ無し)。教材を丸暗記できれば確認テストは満点です(膨大な量なので普通のヒトは真似しても徒労)。
ギフテッドでもない、カメラアイも無く、ごく普通の教室で、できるだけ上位に食い込むにはどうするか?親です。親が横で同じペースで教材をする。これが一番効果的です。
子供が進んでルンルン勉強することを望むのであれば、親が横で楽しそうに同じ勉強をする事です。高深度学習者の根源は、教室と先生の教え方ではありません、親です。遺伝的素因も込みですが、親次第で子供の進度が変わってきます。
「やらせる」は難しい
結局、無理に学習させたところで頭に残りませんし、意味のない時間を「過ごさせる」事にもなりかねません。人生100年とすれば、子供の18年間は1/5に満たない時間です。その中の3年間は長期記憶も無いに等しいので、15年間とも言えます。
ポール・ジャネの提唱した法則によれば、年齢を重ねるにつれ、1年間の感じ方が相対的に早まります。例えば、10歳の子供の1年は人生の1/10に感じ、50歳は1/50に感じるという主張です。この法則が全て正しいかはさておき、子供時代の記憶の濃さは、全てのヒトに通ずるのでは無いでしょうか。未経験の出来事が、次々と起こる世界は、毎日ドキドキワクワクソワソワすると思います。
そんな時期に、勉強を「過度にやらせる」必要性に疑問を感じます。正直、テストができるから生きやすい世の中は終わっています(オワッテル*\(^o^)/*とも言える)。AIが席巻する世の中で、ある程度の知識と小手先の何やらは通用しなくなるでしょう。いかに経験し、応用し、自分の意思で動けるかが重要になるのではなかろうか???( ・∇・)???。公文の先生に、学習の進みが遅いだの、もっと枚数やらせろだの、成績が上がらないのは先生のせいだの、何やかんやヤイノヤイノごにゃごにゃ言ってる親を見る度に、モヤモヤします。というか、公文くらいの価格で求める事か?それ相応の価格の場所に行けよ。とも思う٩( 'ω' )و高額の家庭教師つければ、医者のライセンス取らせることができるのが日本ぞ。
やれやれ言うなら、まず自分がやれ!!!と私は思います。子供たちの疲れた顔を見るたびに悲しくなる。あ、私の主張になってしまった。
効果的な方法
今の世の中、学習の方法は無限ほど存在しています(ほんとは有限だけどそんな気がするくらい有る)。
公文が合うなら、公文をやれば良いし、合わないのであれば、他の方法を探せば良いだけの事です。画伯が今まで使ってきた教材について、こちらにまとめてあります。参考までにご覧ください。
何でも良い面と悪い面があるのが当たり前なので、ツールを自分の都合の良いように使える能力が必要なのだと思います。ヒトが生きるために必要な事が知れるなら、ゲームだって良い٩( 'ω' )و。完全なる制限は、反発を生みます。歴史からも明らかです。柔軟にぬるっとした気持ちで、色々な媒体を使いこなせる、そんなヒトに私はなりたい( ・∇・)www。画伯もそうなる必要があるのではと思い、伝えている次第であります。伝われこの気持ち。
あ、最後に余談です。画伯が公文に通い始めた理由をお話ししておきます。
画伯が2〜3歳の頃、本屋さんで公文やら学研やらのドリルを、買い漁りました。うんこドリルもやったし、すみっこぐらしのもありました。一冊500円前後のこれらの雑誌は、日本特有の高品質フルカラー印刷がされています。面倒くさがりな私は、これらを次々と捨てる事が苦痛でした。何ゴミなの?燃えるの?紙ゴミなの資源なの?何なの、勿体無いし重いし、、、コスパ悪っ。と思い至り、教材の中で最も相性がよかった公文式に電話をかけた次第です。我々が教室に行って最初の一言。「その紙って、次々貰えるんですか?」でした。先生、笑ってましたwww。いや、次々あげますよ?いくらでも貰ってください?って。今でも言ってくれます。我々にとって、先生との出会いこそが、公文への最大の感謝事項です。先生が公文の先生をやっていてくれてよかった。
現在公文に通っていて、先生の方針に疑問を感じるのであれば、教室を変えることをお勧めします。先生次第で進み方が変わる事もあるようです。
まとめ
長々と書いてみましたが、要するに、公文は相性が良ければ最高の学習方法です。
一気にやりまくるも良し、コツコツ少しずつ進めるも良し。自分のペースで、着実に知識をつけていくことができればコスパも良いと思います。親のエゴで押し付け、泣きながらやらせるのは、身につかないどころか、勉強に対する拒絶を生んでいるように思えます。見ていて本当に辛いです。大切なのは、枚数と順位ではありませんっ!!!と選挙のように言いたい。