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【植物の病気】連作障害

植物に病気が出ている
RICA
RICA

連作障害って病気なのかな。

症候群みたいなものかしら。

マーブル
マーブル

連作とは、同じ植物を同じ場所で数年間(多くは3年)以上育てることを言います。植物は自ら動くことができないため、限られた範囲の環境しか利用することができません。植物の中には、自らこの環境を偏らせてしまうものが存在します。特にナス科が有名で、特定の養分(N・P・K・Ca)を吸い、病害虫(青枯病・半身萎凋病・根腐れ病・疫病・センチュウ・アブラムシ・ハダニ)を呼び寄せ留めてしまいます。

この状態を打破すべく、ヒトはあの手この手で対策を打ちますが、いまだ連作障害を確実に防除することができません( ˊ̱˂˃ˋ̱ )。一番の対策は「輪作」で、植物の科類を何個かの畝で年毎にぐるぐる回します。ある程度の場所があれば、この方法で根本的解決になります。場所がない場合は、接木苗を使うのが簡単でオススメです。ただし苗の値段が通常苗に比べて3倍近いので、数が必要ない場合に限ります。足りない栄養素を肥料で補う事もできますが、何がどの程度足りないのか把握することが難しく、結局は栄養が偏り上手くいかない事が多いです。

ここから↓は自然農法における連作について書きますので、ご興味ある方のみご覧ください٩( 'ω' )و

自然農法における連作は、混植と連作で防ぎます。連作は連作で制すΣ੧(❛□❛✿)!!むしろ連作が推奨されているとも言えます。自然農法では、病気が出ても薬などによる治療をしません。その代わり、病気の植物は刈り取ってその場に置きます。ワクチンは抗原を接種する事で抗体が作らせますが、その発想と同じで、病気の植物を置く事で環境全体に抵抗力が生まれる事を期待します。また、混植によって環境の偏りを防いでいるので、連作障害というほどの障害が出ません。

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